『BigBen』
Webの検索サイトで〝ビッグベン”と入力すると英国ロンドンにあるウェスト
ミンスター時計台の大時鐘の愛称と出てきます。
「ヤマハビッグベン」と入力すると「ビッグベンの愛称で世界中でスタジオ
モニターとして使用され、30万台を越えるセールスを達成しました」と出てきます。
小型高性能スピーカーを目指して開発されたスピーカーシステムNS-10Mの愛称です。1978年に発売されました。
当時のオーディオ市場は、今のIT市場の様に熱く勢いのあった時。
私は当時20代、ステレオ営業課で販促を担当していました。導入に当たって当然ながら
ヒットを目指して色々アイディアを捻り出しました。
商品コンセプトを分かり易く訴求する為に、小型で凄い奴をビッグと訴求し、
また当時は海外製品信奉が濃い時代だったので、先輩モニタースピーカNS1000Mが
スウェーデン放送局のモニタースピーカーに採用されて、その実績の逆輸入により
国内で大ヒットになったのも強く意識しました。
オーディオの本場英国でビッグベンの様に鳴り響く本格小型スピーカーを彷彿させる
ようなイメージづくりとして、当時オーディオは殆ど型番で呼ばれる中、愛称として
ビッグベンと命名し打ち出しました。
出品の品は、そうした市場プロモーションのために購入者特典として用意した
物です。数ミリの薄板を型抜きして、組立てると写真のように出来ます。
かなり数量を作りましたが、30年以上も前の景品ですので、持っている方は少ないと
思います。でも、写真はなかなかイイ感じでしょ⁇。当時の市場は今のスマホ市場の
様にホットな時代、楽しい仕事をさせていただきました。 |
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